妙に割り切れないこの数字は、古代から人々を魅了してきた「黄金分割比率」である。自然界にある最も心地よい比率といわれ、ピラミッドの縦横比やパルテノン神殿、ダ・ヴィンチの人体構成図などはこの比率で作られているという。美の象徴であるミロのヴィーナスにいたっては、顔の縦横やバストとヒップ、へそ下の長さと身長の比率など、ほぼ全身が黄金分割比率で構成されている。数千年経った今も人々の心をとらえ続ける究極プロポーションは、確かな数値に裏付けられていたわけだ。
完璧なる美が存在する一方、うつろいやすいのも美の特長だ。美しさの価値観は文化や歴史によって作られるもの。各国の美人の条件一つとっても、実にさまざまだ。美人といえば顔の造形を意味する日本に比べ、地球の裏側のブラジルでは、美人の条件も”裏側“。ウェストからヒップへ、メリハリのきいた後ろ姿に女性美を見いだす傾向が強く、ブラジル美人は総じて後ろ姿も美しい。また、南米やアフリカをはじめとする赤道付近では、ふくよかさを美人の証とする国が多い。神秘の国インドでは歯が美しいことが美人の条件とされ、東南アジアは色白を目指す傾向にある。時代をさかのぼると、フランスでは薄い唇が、スペインでは黒く豊かなまつげが、中国では小さな足が、そして日本では切れ長一重まぶたのうりざね顔が、それぞれにもてはやされてきた。文化の数だけ、歴史の数だけ、古い美意識がすたれては新しい美が生まれているのだ。
つまるところ、美は豊かさ、すこやかさの象徴なのだろう。「なめらかな肌」「艶やかな髪」「輝く瞳」の3つは、古今東西に共通する美人の条件。これらは健康だからこそ得られる、生き物本来の輝きだ。
ビタミン・ミネラルを豊富に含む美容食材「発芽玄米」。発芽という素朴なメカニズムには、生物が本来持つ生命力がいっぱいに秘められている。そこへ精米した発芽玄米をブレンドすると、食感もアップ。まさに「美」と「美味」の黄金バランスとなる。基礎化粧品もエステもない時代から、日本人女性のきめ細かな肌を作ってきたものの一つである玄米。その一粒一粒に、食と美の黄金比率を見ることができそうである。 |